仕事を辞めるときは、伝え方ともらう書類の二つを押さえておけば大丈夫です。あとで困るのは、たいてい書類のほうです。
1. いつ、どう伝えるか
- 1か月前に伝えるのがふつうです。契約書に「〇日前」と書いてあれば、それに従います。
- まず直属の上司に口で伝えます。同僚に先に話すと、こじれることがあります。
- 理由はくわしく言わなくてよいです。「一身上の都合で」で十分です。
- 求められたら退職届を書きます。決まった形はありません。
2. 有給休暇は使える
- 働いた期間に応じて有給休暇がたまっています。アルバイトにもあります。
- 辞めるときに残っている分を使えます。「辞めるから使えない」ということはありません。
- 何日残っているか、辞めると伝える前に確かめておきます。
3. 必ずもらう書類(いちばん大事)
- 源泉徴収票 — 確定申告・ビザ更新・部屋探しで使います。辞めてから1か月ほどで届きます。
- 離職票 — 失業給付を受けるときに要ります。いらないと言わずにもらっておきます。
- 雇用保険被保険者証 — 次の勤め先に出します。
- 年金手帳を預けていれば返してもらいます。
連絡が取れなくなると、あとからもらうのが難しくなります。辞める前に「いつ、どうやって送ってもらえますか」と聞いておきます。
4. 保険と年金
- 会社の健康保険は辞めた日に使えなくなります。保険証を返します。
- 次の仕事がすぐでないなら、区役所で国民健康保険に入ります。14日以内が目安です。
- 年金も同じように、国民年金への切り替えが要ります。
5. 在留資格に関わること
- 就労の在留資格(技術・人文知識・国際業務、特定技能など)の人は、辞めてから14日以内に入管へ届け出が要ります。ネットでもできます。
- 3か月以上働かないままでいると、在留資格が取り消されることがあります。次を探しながら、必要なら入管に相談してください。
- 留学生のアルバイトは、この届け出は要りません。
6. 気持ちよく終わるために
狭い世界です。次の仕事で同じ人に会うこともあります。引き継ぎをきちんとして、最後の日にお礼を言う — それだけで、困ったときに助けてくれる人が残ります。
届け出の方法・期限は出入国在留管理庁の公式案内で確認してください。