日本に来て最初に聞かれることの一つが「はんこ(印鑑)はありますか」です。でもいまは、なくても進む手続きが増えています。何に要るのかを先に知っておくと、むだに作らずにすみます。
1. サインで済むことが多くなりました
- 外国籍の方は、多くの場面でサイン(署名)が認められます。銀行や携帯の契約でも、サインで受けてくれるところがあります。
- ただし窓口の人によって答えが違うことがあります。「サインでもいいですか」と最初に聞いてください。
- 断られたときのために、安いはんこを一本持っておくと詰まりません。
2. はんこは三種類あります
- 認印(みとめいん) — ふだん使うもの。届け出は要りません。もっとも出番が多いのはこれです。
- 銀行印 — 口座に登録するもの。認印と分けておくと安全です。
- 実印(じついん) — 区役所に登録したはんこ。これが「印鑑登録」です。
3. 印鑑登録が要るのはどんなときか
- 車を買う・名義を変えるとき。
- 不動産の契約や、大きな金額の保証にかかわるとき。
- 会社をつくるときなど、公に証明が要る場面です。
- 部屋を借りる・銀行口座を作る・携帯を契約する、といった日常の手続きではふつう要りません。
4. 登録するときに気をつけること
- 住民登録をしている区役所で手続きします。在留カードなど、本人だと分かるものを持っていきます。
- 登録できるはんこには決まりがあります。文字の入れ方(漢字・カタカナ・アルファベット)や大きさで断られることがあるので、作る前に区役所に聞くほうが安全です。
- 登録すると印鑑登録証(カード)がもらえます。証明書はこのカードで取ります。はんこ本体では取れません。
5. 失くしたとき
- 実印やカードを失くしたら、すぐ区役所に届けます。そのままにすると、他人に証明書を取られるおそれがあります。
- 認印なら作り直すだけで済みます。同じ字のはんこはいくらでもあるので、大事な契約には使わないでください。
手数料や必要なものは市区町村で違います。行く前に、お住まいの区の窓口ページで確かめてください。